長期間入出金がない預金口座でも、事業で使っている限りは残高を決算書に載せる必要があります。
その残高は決して憶測ではいけません。
長期間入出金がないということをいくら口頭で言えたとしても、その事実・決算書にのる残高を何らかの形で証明しなければなりません。
しかし、入出金がない口座を記帳しても「この期間に取引はありませんでした。」とATMに表示され、
通帳は何も記帳がされずに返却されます。
これでは、通帳には前回の取引後の残高が載るだけで、このままでは記帳した時点での残高を証明するモノは何も残りません。
では、残高を証明するためにはどうすればよいのでしょうか。
その1 残高証明書を取得する
金融機関は、過去10年間程度であれば、該当日の残高証明書を発行するサービスを提供しています。
金融機関が証明してくれるので、その残高について否定的見解が入る余地はありません。
その2 意図的に入金をしてみる
たとえば、12月決算の法人で、2020年9月7日が最後の入出金であった場合、
2021年12月31日に記帳をしても何も記帳がされない通帳が戻ってくるだけです。
これは冒頭でお話ししたとおりです。
そこで、2022年1月1日以降に1円でかまわないので、口座に入金してみましょう。
すると、2020年9月7日の入出金の下に2022年1月××日の1円の入金が記帳されます。
これで、2020年9月7日から2021年12月31日までは入出金がなかったことの証明になり、
2020年9月7日の入出金後の残高がそのまま2021年12月31日の残高となります。
結論
残高を証明できるのであれば、その1、その2どちらを選んでも問題はありません。
ただし、その1の方法には以下のようなデメリットがあります。
・窓口で手続きを行わなければならないこと
・残高証明書の発行まで時間がかかること
・手数料がかかること
このデメリットを踏まえると、その2の方が簡単で楽と言えるのかもしれません。